ねことマンガ

お気に入りのもの(主に漫画、たまにゲーム、映像作品)について語ってます

【酒と恋には酔って然るべき】日本酒に対する向き合い方が変わるかもしれない

あねこです。

 

最近お気に入りなの漫画が、「酒と恋には酔って然るべき」

 

「凪のお暇」が掲載されているエレガンスイブに連載中であり、日本酒をこよなく愛する主人公とその恋愛模様を描いた作品です。

お酒好きなら、1000%日本酒飲みたくなる。笑

 

日本酒好きでもそうでなくても、アラサー女子の皆様に是非お勧めさせて頂きたい作品なので、この作品の魅力を独断と偏見で語っていきたいと思います。

 (以下、ストーリーのネタバレはないです。)

 

 

 

松子の人生の楽しみ方を見習いたい

この作品の主人公である松子はアラサー独身OLで、日本酒好きを極めています。

年齢と共に飲み友達も減ってくるなかで、自分なりの日本酒の楽しみ方、ひいては人生の楽しみ方を確立しているんですよね。

(家でのワンカップ飲み真似したい。笑)

 

アラサーにもなると、同世代の生き方も多様化していて、私の人生における生き甲斐ってなんだろう?と自問自答することあると思うんですが、松子の人生には、日本酒という確固たる生き甲斐がある。

そんな松子が凄く魅力的に映ります。

 

また、松子はただ飲むのが好きなだけではなく、日本酒に纏わる日本の食や文化も含めて愛しているのが凄く素敵です。

日本酒が何故好きなのかを問われた時に、松子は「日本酒を知ることで、季節を感じられるし、日本を堪能できる。日本酒は最高のエンターテイナー」といった旨の発言をしています。

(ちょっと脚色してるかもしれませんが、概ねそんな感じ)

 

日本酒が造られた背景に思いを馳せながら、土地のつまみ、旬のつまみと一緒に日本酒を嗜む。最高すぎやしませんか?笑

他にも、松子は結構家庭的でお酒に合わせておつまみを自分で作ったり、酒器にも拘ったり、そういったお酒に関わる全てのことを心から楽しんでるのが印象的でした。

 

私はお酒好きなのですが、味に詳しいわけでも訳ではなく、背景やペアリングについても深く考えたことはなかった。松子に出会って、そんな過去の自分を猛反しました。笑

 

日本酒とちゃんと向き合いたい。心から味わって飲みたい。今そんな気持ちでいっぱいです。

 

なお、実際にこの作品に出会った後に、地元の酒蔵のお酒を飲む機会がありました。

酒蔵の方のお話を聞いて、味を妄想しながら1本をチョイスする。お家に帰って冷蔵庫でしっかり冷やしたお酒を地物のお魚と嗜む。一杯、一杯、変わりゆくお酒の風味を噛み締める。

率直に言って最高の家飲み体験でした。笑

ガチで松子にありがとうを言いたい!

(今までぐいぐい飲んできたお酒も、心を入れ替えた状態で飲み直したいです。マジでお酒たち戻ってきて。笑)

 

この作品では、様々な日本酒が丁寧な解説付きで登場しており、どれも本当に飲みたくなってしまいます。

松子の日本酒への熱量も相まって、日本酒解説は自然に本作の一部となっているのもいい感じ。

 

日本酒が好きな方は、益々日本酒が好きになること請け合いですし、お酒があまり飲めない方でも、日本酒に対して興味が湧く切っ掛けになると思います。

何より、自分の好きをもっと極めて人生を楽しみたい、と思える作品です。

 

 

今回、お酒について尺を使いすぎてしまいましたが、恋愛面もアラサーならではのリアリティがあって趣深いので、別の機会にブログに書きたいです。

 

終わり