ねことマンガ

お気に入りのもの(主に漫画、たまにゲーム、映像作品)について語ってます

【ミステリと言う勿れ】整くんが大学生という設定に思いを馳せる

直近読み始めた漫画でダントツで面白かったのが「ミステリと言う勿れ」


BASARA, 7SEEDSで有名な田村由美先生の作品で、菅田将暉さん主演で月9ドラマ化されることが先日発表されたので、気になっている方も多いと思います。

 


斯く言う私も

「ドラマ化されるんや、面白いんかな?

LINEマンガで2巻まで無料やし読んでみよ」

という邪な気持ちで読み始めましたが、ビビりました。

めっちゃ面白いんやが?

なんで今まで読まなかったんだろうか?


湯水の如く漫画課金をしていたことを反省して、最近は課金を控えていたのですが、2巻読んだだけでは我慢できなくなりました。

結局、楽天koboで貯めていた楽天ポイントと初回クーポンを駆使して、最新8巻まで購入🥳先週末に読破致しました😇

 

この作品の魅力については各所で語られており、今更私がお勧めせずとも、という気がしておりますので、

今回は私が気になっている「整くんの年齢設定」について語らせて頂ければと思います。


以下、ストーリーのネタバレはないです。

 

 

この作品の主人公は、大学生の久能整(ととのう)くん。彼は、物事ひとつひとつの意味を深く考えて、芯のある自分の考えを持っている人。

うっかり様々な事件に巻き込まれて行くのですが、優れた洞察力で事件を解決していきます。

 

これらの事件に関わる様々な場面で、整くんは自分の持論を淡々と展開しまくります。笑 

(この部分をどう受け取るかで、好みが分かれそう。今なら上記の通り、2巻まで無料で読める漫画サイトが多いので、気になる方は合う合わないを試してみるのがよいかと思います。)

 

この漫画の醍醐味は、整くん持論によって、読者が当たり前だと思い込んでいた事を考え直すきっかけを与えてくれるところにある、と思っているのですが、

この持論が面白く、固定観念に捉われていた自分にハッとさせられることもおおかったのですが、気になったのが整くんの大学生という年齢設定。

 

整くんはまだ社会人経験なくて、バイトもしておらず(はず)、自分でもたまに言ってる通り親の脛齧り。なので、彼の社会人(特に男の人)に対する発言は、ちょっと頭でっかちに思えることも。

(また、他のレビューでもたまに見られるように考えが偏ってる?ような気もする時もあるかな?)

 

整くんが自分で生計を立ており、自立している設定だったら、彼の言葉の受け取り方もちょっと変わるのでは?とか個人的に思ったりもしたのですが、整くんの背景が紐解かれていくうちに、考え方が変わりました。

 

全てが明らかになっている訳ではないが、整くんは家族に関して何らかのトラウマを持っており、そのため男性(おじさん)に好意的ではない、という事が作中で示唆されています。

 

また、心に傷を負った幼い整くんですが、大切な人に出会い

「物事を自分で考えて考えて、その考えを周りの人に伝えてね」

と教えられる描写があります。

これらの背景が描かれることで、様々に展開される持論も彼が一つ一つの物事を一生懸命考え導き出したんだな、ということが感じられます。

そして、これらは、今の大学生の整くんが導き出した、尊重されるべき一つの物事の捉え方。これらをただ鵜呑みをするのではなく、自分の考えを構築する事が大事だな、と改めて思いました。

 

また、作中で整くんは先生を目指している事が明らかになるのですが、そのことを知る恩師の先生から、こんな事を言われます。

「多くの人に会って、もっと人のことを知りなさいね」

これから世界が広がっていく整くんが、様々な人に出会い、経験をして、また考えを変えて行く。(かもしれない)

その過程を描くために、整くんは大学生なのかな、と私は思いました。

 

 

個人の勝手な考えを述べまくりましたが、ストーリーも伏線が絡み合い、続きが気になる展開になってまいりましたので、これからのお話を楽しみにしたいと思います😊

 

終わり