ねことマンガ

お気に入りのもの(主に漫画、たまにゲーム、映像作品)について語ってます

【きっと愛してしまうんだ。】谷地くんは大人になった風早くん

あねこです。

 

本日、ご紹介するのは、大好きな大人の同棲ものマンガ「きっと愛してしまうんだ。」

一井かずみ先生が、2015年〜2018年までプチコミックで連載していた作品です。

 

不器用な主人公がグッドモーニング・コールよろしくイケメン同期と同棲して恋愛関係に発展する。。という一見するとお約束展開なのですが、柔らかく繊細な空気感が素晴らしい作品です。モノローグの一つ一つが心に染み渡ります。

 

ストーリー展開を知っているけど、何回も読みたくなって、その度に切なくなったり、ホッコリしたり。アラサー女子の心を浄化してくれます。笑

 

本日は、この作品のアラサー女子に刺さった点を語っていきたいと思います!

ネタバレはありません。

 

 

ここで主な登場人物をご紹介。

 

藤田歩 

本作の主人公。美人で仕事も出来る才色兼備だが、口下手で不器用な性格が祟って、周囲からはクールで近寄り難いと思われている。本当は優しくて純粋な心の持ち主。

恋人との別れを切っ掛けに、祖父 善六の家に引っ越すことに。

 

谷地俊輔

歩の同期で、爽やかイケメンで仕事もできて、皆に優しい人気者。

好青年のレッテルを貼られることに悩むことも。

引っ越し先を探していたところ、釣り仲間で仲良しの善六の厚意で、善六宅に住まわせてもらうことに。

 

里中綾野

歩と谷地くんの会社の受付。いい意味でしたたかなしっかり者。彼氏が谷地くんの親友なので、谷地くんとは前から仲良し。

男受けするタイプで女子から勘違いされやすいが、歩が体を張って助けてくれたことが切っ掛けになり、歩と友情を深めていく。

 

熊谷主任 

歩と谷地くんの上司で、歩の元彼。得意先の営業を歩に奪われたことで、別れを切り出してくる。会社にいる時にお別れメッセージ送ってくる身勝手な男😡許すまじ。

 

 

大人になってからこんな恋愛してみたかった

この作品の何がよいって、大人のピュアな恋愛模様を丁寧な心情描写とともに描いているところです。オフィスラブですが、ドロドロ成分は全くなくて、序盤はいい意味で高校生のピュアな恋愛を見ているような展開が続きます。

 

熊谷主任への失恋で傷ついていたり、元々の不器用な性格もあって、殻に篭りがちな歩ですが、谷地くんのさりげない優しさに少しずつ心を開いていく。

谷地くんも徐々に歩の優しさ、かわいらしさを知って、惹かれていく。

少しもどかしくもある、二人の距離の縮め方ですが、見てて応援したくなるし、大人になってこんな恋愛出来るの良過ぎへん?ってなります。笑

 

あと、里中ちゃんがいい味を出してます。臆病なところのある歩に、ずばずば本質的なアドバイスをしてくれて、とても頼りになる。

不器用で友達のいなかった歩が、友情を丁寧に育んでいく姿に元気を貰えるし、自分も周りの人達を大切にしたいと思えます。

 

谷地くんは大人になった風早くん

谷地くんは、少女漫画の理想を地で行くパーフェクトヒューマン。

爽やかで人望あって、女子から皆の谷地くんって言われてるところは、まんま風早くんです。笑 嫉妬したり、怒ったり、人間味溢れる部分もあってそこもいい。好感度しかないです。笑

歩に寄り添って、気持ちを掬い上げてくれる言動たちも、控えめに言って最高です。

 

私が特に好きなのが、序盤に失恋で落ち込んでる歩に

「とりあえず家に帰って、好きなものを食べて、暖かくして寝なよ」

って言ってくれるシーン。自分が疲れた時はこの台詞思い出して、好きなもの食べて自分を甘やかしてます。笑

 

 

色々書きましたが、本当に優しい気持ちになれる素敵な作品です❤️巻数も6巻と読みやすい長さなので、興味のある方はぜひ読んでみてください。